大相撲 令和5年(2023年)11月場所(九州) 感想

今年(2013年・令和5年)一年納めの九州場所は、なんと言っても「貴景勝」の綱取り場所でしたが、成績は九勝六敗。全くダメでしたね。

 

大関の成績としても所謂「クンロク」では、よくないです。最低二桁が大関としての合格ラインでしょう。上に向けてまた一から出直しですね。

 

優勝したのは、大関の「二代目霧島」。十三勝二敗は立派な成績ですし、来場所は「霧島」が綱取りの場所となるでしょう。

このまま「横綱」まで一気に駆け上がるのか、どうなるでしょうか。とても楽しみです。

 

熱海富士」は先場所に引き続いて、今場所も最後まで優勝争いに絡む大活躍でしたね。取り口を見てても、緊張感は感じられず、自らの相撲道に精進している様子が伺えます。好印象です。このまま成長していってほしいですね。何といっても、まだ21歳。若いです。「敢闘賞」を受賞しました。

 

琴ノ若」は、関脇で十一勝四敗。千秋楽、勝てば「敢闘賞」受賞のプレッシャーの中、見事勝ちました。立派です。このお相撲さんは、一皮むけたような気がしますね。「大関」への起点となる成績を上げて、今後が楽しみです。お父さんが越えられなかった大きな壁を越えるチャンスをモノにできるかどうか。

 

宇良」が前頭筆頭で勝ち越してますね。まだ分かりませんが、来場所は三役昇進の可能性が高いです。あの体で大したものです。千秋楽取組後の顔は何を考えていたのでしょうか。何かを達観したような賢者のように見えました。聞いてみたいです。

豊昇龍」が「大関」として十勝五敗。まずまず合格点と言えるのではないでしょうか。ただし、この地位で満足する力士ではないでしょう。おじさんの「朝昇龍」のように「横綱」に上がるには、優勝争いに絡んでいかなければならない。とすれば、あと二つ三つ上乗せする実力が必要でしょう。ここで満足してはいけません。そういう運命の力士です。

個人的には体重が、あと10kg程度必要かなと思っています。それで安定感が増して、押されにくくなるでしょう。

 

休場した横綱照ノ富士」は、腰の状態がかなり悪いようです。果たして今後の復帰はあるのでしょうか。注目しているところです。

 

一年納めの九州場所は、大関霧島」が土俵を締めて終わりました。大きな波乱はなかったですね。「熱海富士」が先場所に続いて優勝争いをしたのが印象的でした。

 

来年の初場所は、一月十四日初日です。楽しみです。